2024年もあと少しで終わりを迎えます。
街の相談室ほろんは昨年5月に開設し、1年7ケ月が経過しました。開設してからを少し振り返ってみます。
(開設してから現在に至るまで)
2023年5月:街の相談室ほろん開設
2023年8月:福岡市地域生活支援拠点に登録
2023年10月:ほろんcafe(地域カフェ)スタート
2023年11月:サンクスシェアと協働体制を組む(福岡市で初めて・機能強化Ⅰ)、事務員を雇用(2名体制)
2024年9月:主任相談支援専門員の研修受講
2024年10月:新しい相談員を雇用(3名体制)、東区ふれあい広場開催(実行委員になる)
2024年11月:ほろんcafe1周年イベント「それでよかよか校長ちゃん講演会」を開催
開設後半年間は基盤を整える時期でしたが、色々な人の力を借りながら少しずつ「変化・進化」してこれたことを実感しています。サンクスシェアさんと協働体制を組んだことで、毎週の伝達会議、月2回の事例検討では色々な多角的な視点からのアイデア出しをしたり、時には労わったり、慰めあったりしながら一緒に成長することができました。代表の田中さんは10年以上前に私が相談支援の仕事に憧れた時にすでに地域で実践をされていた方で大変尊敬しています。とにかく聞き倒す、相手を尊重するとても優しい方です。事業所内ではその雰囲気が浸透しています。まさに「ありがとうをシェアする会社」サンクスシェアさんには本当に感謝しています。
そして、今年の10月からは初めて新しい相談員を雇用しました。最初は雇用することは全く考えていませんでしたが、絶え間なく続く新規依頼の状況を見ていると、これは地域のニーズにこたえていくためには人を増やさねば…ということを目の当たりにしました。そのタイミングで主任相談支援専門員の研修受講の機会を頂きました。すでに県の人材育成の仕事には長年携わってきていますが、改めて人材育成をやっていく立場にいること、組織外だけでなく組織内でもこの役割を果たすタイミングがきたのだと思います。試用期間が終わり、1月からは本採用が決まりました。街の相談室ほろんが大切にしている理念は「一緒に歩いていく存在でいる」ということです。長年抱えてこられた生きづらさや悩みがそんなに簡単に解決するはずはありません。だからこそ、利用者さんからの相談を真摯に受け止め、一緒に手立てを考える、一緒に悩む、一緒に動く、一緒に喜ぶ、一緒に進む、まさに「一緒に歩く」を実践していける事業所を目指しています。フランスのソーシャルワークの原則として「一緒に歩く」というものがあると最近知り、この理念に自信をもって実践していきたいと考えています。
また、「福祉は暮らし」を浸透させていくために「地域」との連携も今後も強化していきます。暮らしを支えていくための手段となる福祉サービスは単なる一部です。利用者さんが暮らす地域がもっと優しい街になるようなアクションを続けていきます。ほろんcafeはもちろん継続していきますし、東区外への出張ほろんcafe、地域住民を対象としたごみ拾い活動やフリースペース、支援者のための学びと対話の場なども考え中です。ほろんcafeや周年イベントでは色々な形で多くの方に関わって頂き、事業所にも市外や県外からわざわざ足を運んでくださった方も多くいらっしゃいました。街の相談室ほろんと出会い、繋がって頂き、本当にありがとうございます。
2024年、お世話になりました。よいお年をお迎えください。
※12月30日‐1月3日までは年末年始のお休みのため、1月6日から営業開始となります。
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